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【iPhone】AppStoreのガイドライン改訂で有料アプリがアプリ内課金にどんどん移行しそう

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Appleのアプリストア「App Store」がガイドラインを改訂しました。

新しく「アプリ内課金」に14日間の無料トライアルを設けるらしいです。

 

iphone-mania.jp

App Storeガイドライン 3.1.1 App内課金に新項目が追加されたことで、有料機能の期間限定トライアルを実施することができるようになりました。

日本語版のガイドラインには6月6日17時30分時点でいまだ変更が加えられていませんが、英語版には以下の項目が新たに加わっています。

  • Non-subscription apps may offer a free time-based trial period before presenting a full unlock option by setting up a Non-Consumable IAP item at Price Tier 0 that follows the naming convention: “14-day Trial.” Prior to the start of the trial, your app must clearly identify its duration, the content or services that will no longer be accessible when the trial ends, and any downstream charges the user would need to pay for full functionality. Learn more about managing content access and the duration of the trial period using Receipts and Device Check.

非定期購読型アプリで、機能を完全にロック解除する前に、Non-Consumable IAPをPrice Tier 0に合わせて、「14日間トライアル」などと名付けた、時間に基づく無料トライアル期間を実施できます。トライアルを開始する前に、あなたのアプリはその期間と、トライアルが終了したときにアクセスできなくなるコンテンツもしくはサービス、有料機能を購入する際の価格について明確に示さなければなりません。ReceiptsとDevice Checkを使用して、コンテンツアクセス管理や、トライアル期間について学びましょう。

アプリ内課金の14日間の無料トライアルを適用できるのは、「非消費型」のアプリ内課金アイテムらしいので、ガチャなどでよく用いられる、「消費型」の課金には適用できないようです。

アプリ内課金にも無料のお試し期間が設定できるのは、アプリ開発をする上で選択肢が広がりそうです。

 

App Storeガイドライン

App Store Review Guidelines - Apple Developer

 

 

有料アプリが無料アプリのアプリ内課金型に移行しそう

 

techno-monkey.hateblo.jp

 

前に、アプリ開発者の組合がAppleに有料アプリの無料トライアル期間の設置を要求したニュースを取り上げましたが、

今回、有料アプリの前にアプリ内課金の方で無料トライアルが実装されることになりました。

 

有料アプリで無料トライアル期間が設置できるメリットとしては、アプリ開発者の手間がアプリ内課金に比べ実装の手間が少ないことなどがありますが、

 

Apple的には「有料アプリに無料トライアルを設置するよりも、アプリ内課金に無料トライアルを設置した方がユーザーにとっていいのでは?」という判断なのかもしれません。

 

有料アプリでは現状、無料のトライアル期間が設置できないため、ユーザーがどんなアプリなのかを判断する前に課金する必要があり、ユーザーの敷居が高くなってしまう傾向にあります。

 

今回アプリ内課金に無料トライアル期間が設けられたことで、これまで有料アプリとして販売していたアプリが無料+アプリ内課金のフリーミアムモデルになったり、有料アプリを開発していた開発者がフリーミアムモデルのアプリを積極的に作る流れになるかもしれないなーと感じました。

 

アプリ開発的にはアプリ内課金って、少々面倒なのが玉にキズですよね。。)