僕の知り合いで「最近職場で嫌なことがあって仕事をやめたい」って人がいるんですが、
自分の経験から考えると、その人はすぐではないけど近いうちに仕事やめるんじゃないかと思います。
一度仕事をやめることを考えると、やめることを常に考えるようになる。
僕の場合、前にいた会社をやめてフリーランスになりました。
前にいた会社は新卒から5年くらい働きましたが、
2年目と3年目、5年目の3回やめたいと思った出来事がありました。
会社をやめたいと思った1回目(会社をやめることを考えたきっかけ)
会社をやめたいと思った1回目は会社に入って2年目になったころ。
大きめのアプリ開発プロジェクトの開発サポートの担当でしたが、そのプロジェクトのメインで開発していた人が多忙によりうつ状態になってしまい、開発ができない状態になりました。
結局体制を立て直すまで、僕が代わりとして開発を行ったり、先方とのやりとりを行うことに。まだ2年目でわからないことばかりの状態で、難しい問題が次々と発生するけど、開発人員が他にいなく、誰にも聞けない状況は恐怖でしかありませんでした。
結局そのプロジェクトはなんとか収まりましたが、そのプロジェクトを通して、
会社の管理の不十分さや人手不足な部分を感じました。
「このまま仕事していたらいつか潰される」って感情が芽生えました。
会社をやめたいと思った2回目(常に会社をやめることを考えるようになる)
前のプロジェクトから1年くらいたったころ、いくつか開発案件を任せられるようにはなったんですが、「潰される恐怖」は消えませんでした。
それでも仕事をしないと会社にいられなくなる、生活できなくなるという思いから、
毎日夜遅くまで仕事を頑張ってました。
僕のいた部署は、開発人員が少なく「アプリ開発の仕事は自分」という流れになってました。
会社の売り上げ的にはあまりよくなく、頑張っても頑張っても給料が上がらない。。
それでも開発担当の自分以外の人は定時すぎには帰ってしまう。
そのころちょうど結婚して子供が生まれたくらいだったので、頑張って給料をあげて、少しでも今の状況を改善したい自分としては、仕事で成果が出ていないにも関わらず、すぐ帰る人たちを見ると、一生懸命働いている自分がばかばかしく思えてきました。
そのころには、もう会社をやめるためにはどうすればいいかを常に考えるようになりました。
会社をやめたいと思った3回目(ダメ押し)
最後、会社をやめたいと思ったのが、5年目。
このころにはもう与えられた仕事をなるべく早く終わらせて、早く家に帰ることがモチベーションになってました。
それと同時に、今の会社以外で働く道を模索していました。
このころ、会社では新たな開発要員として、外国人の開発経験者が常駐で働くようになりました。
この人がすんばらしくできるんだったら、今もまだ会社にいたかもしれません。
新しい案件で、この人の開発マネジメント担当を任されたんですが、
まじでコミュニケーションになりません。。
「日本語」は一応話せるんですが、話していると、話が全然違う方向にいって、結局議論した時間が無駄になってしまう。
簡単な仕様を伝えようとしても、伝えるのに2時間とか普通にかかる時がありました。
その人は毎月自分たちの倍以上の給料を会社に支払ってもらっているはずなのに、結局たいした仕事が任せられない状態。。(自分でやった方が早い)
結果的に人件費も赤字になってしまい、マネジメント担当を任されていた僕は、
「あの人をうまく使えないから結果が出ない」と上司に言われる始末。。
たくさん給料を稼いで、家族を頑張って養って行きたいのに、
ますます結果を出しづらい状況になりつつある。。。
そういったことが積もりに積もって、結局会社をやめました。
仕事を続けても、またやめたいと思う出来事が起こる
多分、3回目にやめたいと思った出来事のあと、仮に会社を続けていたとしても、また同じようにやめたいと思うような出来事が起こってやめることになってたんじゃないかって思います。
会社での自分の環境って、よっぽどのことがない限り、変わらないと思います。
(大きい会社で人事異動がたくさんある会社だったら別だけど、小さい会社とかは顕著)
会社が変わることに期待するより、自分を変える(行動・環境とか)ための努力をした方がいい結果を生みやすいんじゃないかとも思う。
僕は「やめたいならやめた方がいい」と思います。
やめたい気持ちを引きずりながら仕事するより、別の仕事を新しい気持ちでする方が絶対生産性が高いと思うので。