やっぱり「ナポレオンコンプレックス」って実在するらしい。
「ナポレオンコンプレックス」の定義は以下の記事よると、
「ナポレオン・コンプレックス」は、1962年にオーストリアの心理学者アルフレッド・アドラー博士が命名した「背の低い男性は、その劣等感から嫉妬深く、攻撃的な過剰反応をみせてしまう」という心理状態を意味する。ちなみにアドラー博士、いわゆる「劣等感」を発見した人物でもある。背が低いがために「軽くあしらわれた経験がある」と不満を口にする男性は多く、この男性特有のやっかいなコンプレックスにはネガティブな色合いが強い。
ナポレオンが当時の軍人の中では背の低い方だったらしく、彼の攻撃的な采配は背が低いというコンプレックスの反動ではないかということに由来するらしい。意味合いとしては背が低い男性は劣等感から嫉妬深かったり、ケチだったりするということのようです。
ナポレオンコンプレックスが実在することが研究で判明!
この「ナポレオンコンプレックス」を研究したチームの実験によると、低身長の男性の方が利己的でケチとのこと。
研究チームは参加者の身長に注目してこの回答データを分析した。その結果、170センチ前後の人物は平均で4枚を相手に渡す判断をしていた。一方、身長2メートル前後の人物は平均9枚、つまり手持ちコインの半分を相手に渡す判断をしていたのだ。もちろん参加者は、相手側のグループもまたこの同じ課題を与えられていることは知らされていない。ちなみにこの課題は独裁者ゲーム(Dictator Game)と呼ばれ、各種の実験で活用されている。
身長の低い男性のほうが利己的であることが示唆されることになったのだが、これは例えば木の高いところにある果物や木の実などへのアクセスのように、高身長よりも低身長は、傾向として食べ物などの資源を得難いことから刷り込まれている性格的特徴であると説明できるという。したがって低身長の男性は自分の“分け前”を多く残しておこうとするということだ。
そしてさらに低身長男性に都合が悪いことには、もしペアの相手に再会して面と向かってコインの授受をしなければならないとすれば、低身長男性は一転して半分近くのコインを差し出すということだ。これではますます低身長男性のイメージが悪くなってしまうだろう。
研究チームは今回の研究結果をもってナポレオン・コンプレックスは実在する現象であると結論づけている。そして低身長男性が自分の身に直接危害が及ばない状況下では利己的になりアグレッシブになるということが、SNS全盛時代の今日ではネガティブに働くことも研究チームは指摘している。低身長男性に強烈な向かい風が吹きつけているようだ。
この類いの研究って、前提条件とか実験の仕方によって結果が大きく変わることがあるから一概には言えないとは思いますが、あながち間違っていないと思う。
男にとって低身長はコンプレックスになりやすい
この実験では「170前後の男性」を低身長として実験しているので、173センチの僕も「低身長の男性」のグループに入ります。
実験結果から「高身長の人への嫉妬・低身長のコンプレックス」が明らかになってますが、
僕自身、学生時代「もうちょっと身長があったらよかったな」「180センチくらいあったらなー」って思うことがありました。
高身長の方が見栄え良くて服も似合うだろうし、何と言っても女子は高身長が好きです(笑)
まあでも社会人になった今はそこまで身長についてコンプレックスはなくなりました。
(身長はどうにもできないというあきらめの境地)
コンプレックスや嫉妬を力に変えられることもある
ただ、コンプレックスや嫉妬が必ずしもネガティブなことっていう訳でもないです。
学生時代だったら、「高身長ではないから、なるべくおしゃれな服装をしよう」とか、現状に不満があるから努力や工夫をせざるを得ない。
コンプレックスや嫉妬を反骨心・頑張る力・行動する力に変えられることを考えると、
「ま、いっか」と思えてくる。
上で紹介した記事で「低身長の男性は逆境をバネに変えてきた人」も紹介していますが、本当そうだと思う。
ものは考えようですね。
逆境をバネに変えられるような人になりたいです。