意識を変えるためには、強制力のある仕組みが時には有効かも。
職員の長時間労働を抑制するために「終業時間30分後にPCが強制的にシャットダウンするシステム」を導入した市役所があるらしいです。
職員の長時間労働を抑制しようと、大阪府寝屋川市役所が4月26日から、事前承認なしに残業した場合、定められた終業時間から30分後にパソコンが強制終了するシステムを導入した。「残業を減らすには強制的な方法も必要」という発想で始まった自治体としては全国的にも珍しいこの取り組み。開始1カ月の段階では「残業減だけでなく、業務の見直しにもなった」と職員の反応は上々だという。
終業時間の1時間半前の午後4時。承認申請をしていない職員のパソコン画面に、残業するには承認が必要という「お知らせ」が表示される。同様の警告画面が30分ごとに表示された後、定時の終業時間を20分過ぎた午後5時50分になると、1分ごとに警告が繰り返され、午後6時には強制終了される。市の担当者は「最後の10分は警告続きで、ほとんど業務にならないはずだ」と話す。
導入後1ヶ月の段階で職員の反応は上々らしい。
「終業時間の30分後にPCが強制終了する」ってことを意識するようになると、
それまでに仕事を終わらせなければって意識に変えられるから、悪くない取り組みだと思います。
(評判が上々なのは管理職以外の作業量の多い下っ端の人たちもなのか?ってことと、このシステムの導入にどのくらいのコストがかかるのかが気になるところだけど)
仕事上の無駄って結構多い
上の例だと、PCが使えなくなる前に仕事を終わらせるっていう目的意識を設けることで仕事上無駄な時間を省くことにつなげてますが、
仕事していると、実際の業務以外で余計なことに時間を使うことは結構多いように感じます。
「世間話や近況報告などの雑談」は、社員同士のコミュニケーションを円滑に保つための手段としては有効ですが、気づいたら時間が経っていたってことをよく引き起こす「時間泥棒」です。
僕自身会社員時代に話し好きの社員に捕まって、予定していた業務がその日のうちに終わらないってことがよくありました。(話の切り方が下手だったのもあります。)
ただし仕事上の無駄が大事な場合もある
ただ、そうゆう仕事上の無駄なことや、余計なことも重要だったりするのが厄介です。
社員同士の雑談から新しいサービスのアイデアが生まれたり、楽しい会話をしていい気分で仕事に望めたりすることもある。
多分、そうゆう無駄を全て無くして、全員が自分の一日の業務のことだけをただ一生懸命にやる現場って静かでつまらないですよね。
僕自身、「喋っていると仕事が進まないから話しかけるなオーラ」を出していた時期がありましたが、その時期は仕事はそれなりに進みましたが楽しくありませんでした。
いいあんばいが大事なのかも知れませんね。