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「男性エンジニアを機械学習で女性に変換する」は機械学習に興味を持ってもらうためのネタだったんだと思う

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logmi.jp

 

ヤフー社員の方がイベントで、「男性エンジニアを機械学習で女性に変換する」っていう内容を発表し、「発表内容が女性を軽視している」として炎上しているそうです。

 

かなりの炎上で、ヤフーが「不適切な表現があった」として公式に謝罪する事態にまで発展しました。

ヤフーが公式に謝罪するって結構な大ごとですよね。

 

 

about.yahoo.co.jp

2018年4月21日に開催されたエンジニア向けイベントにて、当社社員が行った機械学習に関する講演内に、不適切な表現が複数ありました。本表現によって、多くの方に不快な思いをさせてしまったことを、深くお詫び申し上げます。

今後は、このようなことが二度と起きぬよう、改めて社内のチェック体制の見直し・徹底、全社員に対する啓発教育などを通じて、再発防止に努めてまいります。

改めまして、多くの方に不快な思いをさせてしまったことを、深くお詫び申し上げます。

 

 

「女性に変換する」は「機械学習」に興味を持ってもらうためのネタだったんだと思う。

 

 

機械学習へのユニークな取り組み」ってことで紹介されてましたが、

多分、発表の本来の意図としては「女性エンジニアが少ない問題」へのソリューションというよりも、「機械学習に興味を持ってもらうためのつかみネタ」だったんだと思います。

 

この発表があったイベントは30歳以下のエンジニアのための技術カンファレンスだし、

「エンジニアに機械学習を使えばこんなことができる」っていう「発見」を与えるための手段だったのかな?って思います。

 

実際、僕自身この発表で問題としてあげている「女性エンジニアが少ない」ってことや、「女性エンジニアがいた方がモチベーションが上がる」ってのも理解できる。

 

そして、アプローチ方法も、「コスト削減のために男性エンジニアの服装や声を女性に変換して女性とする」っていうのもうまく機械学習を取り入れていて面白いと思いました。

 

男性エンジニアをつかむネタとしてはかなり完成していたと思います。

 

 

ネタじゃなかったらここまで論理が破綻しない

 

まじで「女性エンジニアが少ない」っていう問題を解決したい内容だったら、そもそもこんな内容(男性に偏った目線)の発表にはならないはず。

 

そして、

問題点が

「女性エンジニアが少ないから男性エンジニアのやる気が出ない」

「女性エンジニアが少ないから女子トークができない」

で、

解決策「男性エンジニアの服装と声を変換して女性エンジニアにする」

っていうのは、解決策にはなってない。。

 

男性エンジニアのやる気が出ない→男性エンジニアを女性エンジニアにする→やる気上がる?→×

女性エンジニアが少ないから女子トークができない→男性エンジニアを女性エンジニアにする→女子トークできる?→×

 

ツッコミ所が多いですが、

 

この問題を、機械学習で解決できたか・機械学習が成功しているかどうかの判断の基準が「聴く側が自然に聞こえるか」で判断するっていう回答で「???」っとなってしまった。

 

多分、「機械学習を使ったソリューション」をキャッチーなネタに仕上げる為に脚色して行った結果、論理が破綻して行ったんだと思われます。

 

ただ、ネタ要素をつめこまなかったらここまでの話題にはならなかっただろうし、

いい意味でも悪い意味でも「機械学習」に興味を与えるっていう本来の目的は達成しているからよかったような気もします。

 

 

ネタだけど、女性への配慮が足りないことが問題だった

 

「女性軽視とされる点」はどこにあるのかはてなブックマークのコメントを見てみました。

 

b.hatena.ne.jp

 

以下、はてなのブックマークコメントから引用

 

女性エンジニアが少ないと男性がやる気が出ないとかいう性差別発言、普通に懲戒解雇されてほしいし、こんなのが機械学習エンジニアとしてもてはやされるの気持ち悪いから業界から消えてほしい

 

Yahooは金曜日に緊急会議を開催して迅速な処置をとるべきです。社員が差別侮辱発言の連発を公で行ったという事実は重いです。適切な対応をとれない場合、これはYahooを代表する意見だと受け取りますよ。おこ。 

 

単純に「男性の声を女性の声に変換する技術」として紹介すればよかったのに、結果として男性女性どちらもバカにしちゃってるやん……

 

この技術を紹介するのに女性エンジニアが少ないことを持ち出す必然性が全くなく、結果的に女性の雇用が増えるわけでもない。技術を紹介するために女性をダシにして男同士の絆を再確認するだけのもの。

 

 

この発表ネタのターゲットは「若手の男性エンジニア」だったんでしょうね。

社内でやる、男性エンジニアだけの技術勉強会だったら問題なかったのかもしれないけど、「技術カンファレンス」的な場所で「男性狙いの笑いネタ」過ぎたのが問題だったろうな。

「女性軽視とされる点」は「技術を紹介するために女性ダシに使っている」ってことなんだと思います。

 

発表内容に関して、事前に社内や主催者側から指摘があったらこんな事にはなってなかっただろうし、発表内容が、社内の女性社員や女性エンジニアには事前にあまり共有されてなかったんだろうなってことも感じてしまった。(女性エンジニアが少ないって問題の闇の深さを感じました。)

 

このニュースを読んで、TPOをわきまえた発言を心がけないといけないなって感じました。