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知恵熱の意味は「頭の使いすぎで出る発熱」じゃなかった

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子供が生まれてから「知恵熱」っていう言葉を知りました。

 

子供が発熱した時、奥さんが「知恵熱出たね」ってよく言うんですが、

初めて聞いたときは、「知恵熱って何?」って聞き返した記憶があります。

 

確かその時「頭を使いすぎると出る発熱で、いっぱい学んだ証拠だよ」っていう回答をもらって「なるほど!」と納得したのですが、

 

実は「知恵熱」の意味は「頭を使いすぎると出る発熱」ではないらしいです。

 

「知恵熱」の意味

 

「知恵熱」はどんなときに出るか - 言葉のQ&A - 文化庁広報誌 ぶんかる

こちらにすごくわかりやすく書かれてました。

 

「知恵熱」の意味を辞書で調べてみましょう。

 

広辞苑 第6版」(平成20年・岩波書店

ちえ-ねつ【知恵熱】

乳児が知恵づきはじめる頃,不意に出る熱。ちえぼとり。

 

「明鏡 第2版」(平成22年・大修館書店)

ちえ-ねつ【知恵熱】

生後六,七か月を過ぎたころの乳児に見られる原因不明の発熱。

 

このとおり,「知恵熱」は,赤ちゃんに突然起こる発熱のことです。ちょうど歯が生え始め,周囲で起きていることへの反応が良くなり,知恵を付け始めたと感じる頃に生じることが多いために,「知恵熱」と言われるようになったのです。

 

赤ちゃんが「知恵」がつき始めたと感じる頃(生後6ヶ月から7ヶ月を過ぎた頃)に突然おこる原因不明の発熱とのこと。

 

「知恵をつけて頭を使い過ぎたから」と言う意味ではなく、「知恵をつけ始めたころ」に出る発熱だから「知恵熱」なんですね。

 

さらに上記の記事ではなぜ「知恵熱」の意味が「頭の使い過ぎで出る発熱」と呼ばれるようになったか?についても解説してました。

赤ちゃんに突発的な発熱があることは,昔も今も変わりません。かつては,その原因がはっきり分からなかったために,「知恵熱」という言い方がよく使われたのでしょう。また,この意味が通用していた頃には,誰かが慣れないことに頭を使ったときの困った姿やつらそうな様子などを,知恵熱を出した赤ちゃんにたとえて,面白がったりからかったりしたのかもしれません。

なるほど、原因がはっきりわからなかったことも違った意味で広まった要因のようです。

 

知恵をつけすぎて発熱する「知恵熱」も実在すると思う

 

「知恵熱」の本当の意味は「知恵がつき始めた頃の発熱」であることは理解しましたが、

個人的には「知恵をつけ過ぎて出る発熱」も実在すると思ってます。

 

うちの子供が風邪以外で発熱するときって、普段とは違うことや新しいことをやったあとなど、脳にたくさん刺激のあった後になることが多いんです。

 

そして、その発熱がなおった後、いきなり今までできなかったことができるようになるなど、急激な成長を感じることが多いです。

 

おそらく、新しいことをたくさん学んで頭の中がパンパンになった結果発熱して、治る頃に新しく学んだことの整理が完了して急激に成長しているんじゃないかと勝手に推測してます。

 

「知恵熱」の本当の意味は違うかもしれませんが、「知恵をつけ過ぎて出る発熱」も「知恵熱」でいいんじゃないか?って思った話でした。

(というか、知恵が発達したころに出る発熱は「知恵熱」以外の別の言葉の方がしっくりくるように思う。)