学生時代、「大学は知識を学ぶための場所」だと思っていたんですが、
社会人になって振り返ってみると、「大学は考え方を学ぶ場所」だったのかもって思います。
大学で得た知識は仕事ではそこまで活かせない
社会に出て見ると、使う知識のほとんどは、高校までで学んだことで補える場合が多いです。(専門職を除いて)
僕の場合、今の仕事(システムエンジニア)は情報系の仕事なので、情報系の大学で学んだことをそれなりに活かせるかと思いきや、残念ながら大学時代ほとんど学んだことを覚えていません。。。(笑)
今思うと、大学時代は単位を取るため(卒業するため)に学んでいただけだったかも。。。
まあ、それでも社会人としてなんとか生活できているということは、大学時代に得た知識は生きるためにはそこまで必要ないのかもしれないとも思えてくる。
大学では知識よりも考え方の方が勉強になった
僕は、学生時代何の為に勉強するか?をほとんど考えていなかったので、残念ながら大した知識を得ることなく社会人になってしまいました。(反省。。)
それでも大学に行ったこと自体は良かったと思っているし、子供にも大学で学んで欲しいと思ってます。
僕が大学で学んで一番良かったと思えるのは、大学の研究室で「考え方」を学べたことです。
大学の研究室で学んだこと
「研究室」を文系の大学出身の人に説明するなら「サークルに近いもの」を想像してもらったらわかりやすいかもしれません。(多分違うけど)
理系の大学だと、大学2〜3年生あたりから、ある分野に関する実験や研究を行う「研究室」に入れることが多いです。(例えば、音に関する研究や画像処理に関する研究など。)
研究室ではその分野の専門の教授の元で、仮説・実験・分析・考察を行います。
僕自身あまり真面目な学生ではありませんでしたが、
「目的に対する仮説」や
「結果の分析・考察」、
「再現性の重視」
などの流れは今やっている仕事でも活かせているように感じます。
例えば、
プロジェクトを円滑に進めるための仮説やシミュレーションを立てたり、
結果が悪い場合、次はどうゆうアプローチができるかを考えたり、
成功事例ができた場合、どうゆうところは次の仕事でも再現できるか?
ってことなど。
その頃は意識したことなかったですが、
研究室での研究の一連の流れは、今の仕事への取り組み方のベースになっていると思います。
もし大学で研究をやってなかったら、今よりももっとひどい仕事しかできてないかも。。。
僕の場合は「大学の研究室」でしたが、大学へ進学してみると、高校までに比べて時間が腐る程あるので、今までと違った経験をできる場合が多いです。(アルバイトでもサークルでもなんでも)
なので、もし今高校生で進路を悩んでいる人がいたとしたら、
「とりあえず大学に入ってみて自分の将来を考えてみるのもありだよ」ってことを伝えたいなと思います。
知識の他にも得られるものはたくさんあると思うので。